2016年1月16日土曜日

パリ同時多発テロ事件において、防犯カメラが機能していなかったという古歩道ベンジャミン氏の報道

#以下は、前年11月の時点で、下記の古歩道ベンジャミン氏の記事を読んでのメモである。なので時機を逸している点に注意。また、続報などの後追いもしていないので、その点に注意して欲しい。

Paris psy-ops is part of ongoing moves towards world government
Posted by benjamin November 17, 2015
http://benjaminfulford.net/2015/11/17/paris-psy-ops-is-part-of-ongoing-moves-towards-world-government/
First of all, the fact that thousands of witnesses all carrying video phones were unable to record the events of that day alone proves it was just a massive propaganda event, NSA and other sources agree. In addition, all 8 security camera feeds to the areas where the supposed massacres took place had been shut off, implying high level cooperation from the French security police, CIA sources say.
訳す。「まず初めに、何千人もの証人が携帯していたはずのビデオ撮影機能を有する電話機が、当日のイベントを記録できなかったという事実だけでも、本事件が巨大なプロパガンダであるという証拠であると、NSA筋やほかの者が同意している。加えて、虐殺が生じたはずである地域を撮影していた8台のカメラすべてが電源を落とされていたということは、フランス公安警察の高い地位にある者の協力を示唆するものである、とCIA筋は述べている。」

 確かに、誰もがスマホを持ち歩き、放送局が多くのスマホ映像を買い取る時代にしては、今回のパリ同時多発テロ事件については、おどろくほど少ない映像しか提供されていない。ただし、私は、被害がなかったとまでは考えていない。古歩道氏の「プロパガンダ」という表現自体、被害が生じていないと主張するものではない。私は、大きな被害が発生したにもかかわらず、被害の規模に見合うだけの映像がアップされないということがあるのだろうかと、漠然とした疑問を感じている、それだけである。

 被害の割に映像の流通量が少ない理由として、最も考えられるものは、映像の流通するコミュニティがフランス語圏に限定されていることである。また、防犯カメラ映像の多くは、現在の捜査上、秘匿されているとも考えられる。戒厳令下において、個人のアップした映像まで秘匿されるべき対象となっているのか、私は知らない。少なくとも、防犯カメラ映像は、折を見て、フランス政府により公開されるのであろうとも考えられる。事実、あっという間に消えているらしいが、CBSは、Daily Mail紙が入手したという防犯カメラ映像を報道していたらしい。引用文は、Googleのキャッシュから取得した。

Surveillance video shows terror during Paris attacks - CBS
http://www.cbsnews.com/videos/surveillance-video-shows-terror-during-paris-attacks/
November 18, 2015, 10:05 PM|Video from security cameras obtained by the Daily Mail shows one of the terrorists involved in last Friday's Paris attacks opening fire on a cafe and diners scrambling for cover. (retrieved from cache by Google


 映像が改竄されたり秘匿されたりするという事態は、オムニプティコンの時代において、専門家には想定されてこなかった事態である。アーノルド・シュワルツネッガー氏が主演した映画版の『バトル・ランナー』(原作はスティーブン・キングの『ランニング・マン』)では、ビデオ映像が改竄されて、それが生き残りをかけた未来版闘技場に送られる理由になったという経緯があったような記憶がかろうじてある。いずれにしても、かつて、James Brin氏が指摘し、和文ではジョン・キム氏が指摘したような性善説的なオムニプティコンは、ベンジャミン古歩道氏の報道が正しければ、脆くも崩れ去ったことになる。陰謀論にどっぷり浸かった者であれば、9.11において、多数のビデオ映像に対して批判的検討が加えられたことから、悪の連合が教訓を得たのだ、と言い出しかねない事実である。
  自動小銃(AK47だという報道があった記憶がある)という、ビデオ撮影機能との相性が悪い攻撃手段が用いられていたことは確かであるが、非常事態宣言=戒厳令の発令以前であれば、もう少し多くの映像が残されていたとしても、間違いではないと思う。

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