2016年10月5日水曜日

(メモ)大気拡散予測の公開サイトは『Meteocentrale スイス』だけか



 上掲のふらん(@framboise731)氏のメモは、福島第一原発周辺の風の動きを一般向けに公開するサイトへのリンク集であるが、以前の記事(リンク)において指摘したように、福島第一原発付近を通過した大気の挙動を予測する公開のサイトは、やはり『Meteocentrale スイス』(上掲の2番目と3番目のリンク)しかないようである。

 以前の記事の繰り返しになるが、「地表面への沈着や下水道への流入や核種の崩壊を考慮した空間放射線量の予測」のような研究は、行われているとすれば、既にどこかの組織がリアルタイムで実施しているであろうと容易に想像できる。ここで念頭に置かれている研究は、2011年4月以降の放射性物質のサイト外への排出総量の予測を目的としているものである。モニタリングポストの値は、単にチェックされるべき対象というより、排出された放射性物質の総量を予測するための材料である。まったく責任感のない予想であるが、数十億円あれば、この研究は、十分に実施可能と思う。研究者のお口にチャックができるかどうかが、実施に当たっての一番の難関であろう。

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