毎日新聞＝共同通信の相模原事件に係る手紙は、完全ではない

相模原殺傷：衆院議長宛て手紙　詳報 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160727/k00/00m/040/020000c

　【...略...】容疑者とみられる男が大島理森衆院議長に渡そうとしていた手紙の詳報は次の通り（原文のまま）。
　【...略...】

　毎日新聞は、共同通信による配信記事を、共同通信名義で、以上のように説明しつつ、配信しているが、上記引用部分は、明らかに誤読を招く内容である。最終更新日時は、2016年7月29日　10時45分である。これがすべての内容を収録したものでないことは、読売新聞の詳報と比較しても明らかである。また、いろいろ差し障りがあると考えられるために、リンクを直接張ることはしないが、インターネット上には、より詳しい内容の、テキスト起こしされた手紙がアップされている。ただし、前記事で述べたように、その内容も、なお完全ではないようである。

　インターネット上にテキスト起こしされた手紙の内容がアップされているという状況を理解している人物が毎日＝共同の記事を読んだ場合には、この記事が手紙の内容をすべて伝えている訳ではないことを読み取ることができるが、そうでない人物がこの記事を読んだとすれば、ほぼ確実に、「（原文のまま）」という表記により誤誘導されるであろう。正しい理解を後世に残すという目的から言えば、この共同通信の記事は、失格である。本事件については、公にされていないことも多ければ、まだまだ誰も知らないことも多くあるであろう。現時点での自主検閲は、正確な理解を妨げるであろう。