テレビ朝日、2016年8月1日17時のニュース、『スーパーJチャンネル』。与党キャップの中丸徹氏が小池百合子氏の圧勝を説明する中で、参議院選挙についても言及。3分の2を制した安倍政権に逆らう形では、勝ち目がないのは自明ではなかったかという趣旨の説明を加える。参議院選挙の野党票では200万票に届かない、という説明。
17時27分頃までのテレビ・インタビューにおいて、小池百合子氏は、選挙活動初日に大島に飛んだことについて、小沢一郎氏や小泉純一郎氏に薫陶を受けた影響があったのではないかとキャスターの渡辺宜嗣氏から問われたが、小池氏は、これに対して影響がないと断言するとともに、バックに誰がいるのかという質問はもう止めた方が良い、と返答した。
#具体的な書き起こしは、残念ながら、ビデオ撮影していなかったので、ほかの方に期待することとしたい。
小池氏の表現は、小沢一郎氏や小泉純一郎氏の影響を否定する一方で、誰かがバックにいることを否定するものではない。
渡辺氏の質問に対して、小池氏が苛立ったかのように返答したことは、図らずも、小池氏にバックがいることを明らかにしたと見える。なぜなら、小池氏の返事は、「確かに、小泉氏や小沢氏から学んだことは多くございましたが、今回は、お二人の力を借りずに頑張りました。もうそろそろ、免許皆伝ということで、よろしゅうございますか?にっこり」くらいでも良かったからである。小池氏の期待を裏切ったかも知れないが、私は、小池氏の返事によって、小池氏のバックには誰かがいるのであろう、と解釈してしまった。
すると、渡辺氏の質問は、今回、ジャーナリストとして、優秀なものであったということになる。誰が企画したのであろうか。スーパーJチャンネルは、インタビューの後、17時35分頃、小沢一郎氏の「川上戦術」を紹介していた。この話につなげるために前振りしようとして、図らずも、良い質問を繰り出したのであろうか。それとも、狙った形で、良い質問を繰り出したのであろうか。そのヒントは、同番組中に存在しているが、それは、私の内心にしまっておこう。テレビって、もの凄い表現力のあるメディアだなあと、あらためて感心した次第である。
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