2016年2月16日火曜日

隗より始めよ:バレンタインデーにブルーチーズを購入するの巻

写真1:アトリエ・ド・フロマージュのチーズ
(左:フロマージュ・ブルー、右:カマンブルー)

写真2:フロマージュ・ブルー(熟成1~2週間か)

 前記事で匂わせておいたとおり、アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズを、バレンタイン・デーのために、自分で購入し、自分で食した。わが家では良くあるコミュニケーション・エラーによって、2つの経路から、同じ2種類のチーズを入手することになったのだが、それはそれで嬉しい誤算である。私自身は、(ゴルゴンゾーラなら)ピカンテ、(スティルトンなら)マチュア(ード)の方が好きなので、熟成が進んだ方を先に食べることにした。

 間違いなく美味しい、本格的なブルーチーズである。ではあるものの、日本国内の製造ということもあり、食べる側の嗜好に合わせて、あっさり仕上げなのだろうなと思ったのも、同時に抱いた第一印象ではある。本体のきめの細かさは、ロックフォールの上等なものに匹敵し、誠に滑らかである。味は牛乳のようであるから、食感の重さは牛乳のものであるが、その対比がまた新鮮な印象を与える。内部の熟成がある程度進んでいるのに、外延のウェルシュ菌系の侵食がほとんどないので、外側まで普通にいただける。品質管理にも気を遣った、丁寧な製品である。

 以上は、ネット上で同意見を探さずに、自分の印象だけを記したものなので、一人分の感想という程度に留めておいて欲しい。私の中では、間違いなく五つ星、★★★★★である。東洋人相手なら、接待にも使える可能性のある、良質のチーズではないかと思う。ただ、繰り返しになるが、ヨーロッパ産のブルーチーズに慣れている相手にとっては、あっさり感に疑問を抱くかも知れない。こればかりは、個人の好みによる。

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