2016年9月24日土曜日

豊洲市場のカジノ転用計画は非常にあり得る展開である(アサ芸GJ!)

 遅まきながら、『阿修羅』(小沢内閣待望論氏)→『新ベンチャー革命』→『アサ芸プラス』という経路で、豊洲市場の今後について、一番「肚落ち」しそうな展望を知ったので、メモ代わりに紹介する。10日間の遅れは、裏街道を進むには、あるいはその悪事を抑止するには、少しばかり遅過ぎる動きではあるが、仕方ないであろう。

[1]築地問題の裏で小池百合子都知事の驚天計画が浮上!(1)豊洲をカジノに? | アサ芸プラス
(2016年9月13日5:55)
http://www.asagei.com/excerpt/65604

[2]豊洲新市場は最初から、カジノに転用できるように設計されていた可能性も否定できないかもしれない ( その他ビジネス ) - 新ベンチャー革命 - Yahoo!ブログ
(2016年09月21日12:55)
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/36225748.html


[3]新ベによると、真っ黒日本会議百合子の飼い主の狙いは豊洲のカジノ化で、悪党同士の利権争いに過ぎないようです。 小沢内閣待望論
(小沢内閣待望論、2016年09月22日09:44)
http://www.asyura2.com/16/cult16/msg/738.html


 豊洲市場を市場として利用しなければ良いという考え方は、コロンブスの卵である。豊洲市場については、先月末以来、パンピー向けに、外堀を埋めるかのごときの情報が小出しにされつつあるが、私には、これらの情報に接しても、いったん使用開始を延期することにより、いかなる旨味があるものか、見当が付いていなかった。市場として利用することを前提に、地下空間に空気清浄機と水質検査装置を設置して常にモニタリングするくらいしか、利用する際に生じる利権を思いつけていなかったからである。『アサ芸』を信じるだなんて、というツッコミが聞こえてきそうではあるが、私にとっては、ウェブ上を含めて提示された意見の中で、ダントツのハラオチ説である。

 加えて、『アサ芸プラス』のカジノ転用説は、テレビで流し聞きしていた断片的な情報までが、整合的である。具体的には、市場全体の空間を一括で冷房したり(=カジノルーム、大広間)、卸売店に対して個別に冷凍設備の扱いを求めたり(=冷凍室の設置を省略)、(これは『アサ芸プラス』であるが)排氷・排水設備が十分ではなかったり(=カジノには不要)、地下空間が存在したり(=サービススペース)、地下空間への重機搬入口(=現金輸送車等の搬入路)が用意されていたり、という辺りである。テレビの聞き流しなので、いずれも後ほど真偽の確認が必要であるとしても、偶然の一致というには、あまりにも材料が揃い過ぎている。設計・施工に関与した建築士は、新市場が転用されることを十分に認識していたであろうから、本件は、第二の耐震性能偽装事件と位置付けられることになろう。

 IR(統合型リゾート)は、従来のギャンブル市場に新たな資金洗浄の窓口の可能性を、また、所轄官庁に新たな天下り先を加えることになる。わが国には、パチンコやパチスロやゲーセンという、比較的小口の金額で同種のゲームを楽しめる施設も多数存在していることから、表の経済効果にいかほどの追加の効果があるのかと問われれば、他国ほどには収益の向上を期待できないであろう。本件に係るカジノの表の経済効果は、本稿に指摘したような大局を見ない、つまらない研究であるとなろうが、研究者の誰かが行うことであろう。それより、本来は、勝金の最大金額をいかほどに制限すれば、効率的にマネーロンダリングを遮断できるのか、という研究の方がよほど面白く、社会的に価値があろう。

 設計者の誠実な回答の意図があろうとなかろうと、市場の現物は存在している。警備企業がその業務に誠実であれば、誰が何の用でどれほどの間、市場に滞在したか、どのような道具や建材を搬入してどのような設備を設置したのか、あるいは撤去したのか、必要十分に記録しているはずである。管理者である卸売市場の東京都職員は、組織として、状況を監督下に置き、すべての業者から報告を受け、逐一記録しているはずである。これだけの材料が揃っていて、それでもなお、カジノ転用が決定されるとするならば、その経緯も記録され、発言者名まで公開されることはもちろんであるが、まさか、アイデアを提示する人物が新知事という訳ではあるまい(、というのも従来の事情を良く知るはずもない)から、アイデアの原型を新知事に披瀝した人物は、百条委員会へと招致されるべきであろう。


平成28(2016)年9月25日訂正・追記

 東京都政におけるカジノの誘致話については、ネットだけでも、1995年以前からの長い歴史があることを確認できる。公式の場における発言が1996年から2000年まで飛ぶ理由は、確認が必要な状態ではあるが、「都政がこの間停滞した」というマスコミの通俗的な評価は、ロッキード事件後の田中角栄氏に係る評価と同様の構造によるものかもしれない。

 豊洲の構造計算図を解説してバズっているようである「ペコちゃんdēmagōgos」氏(@a_la_clef)は、新国立競技場に関連して言及されたカジノの話にも理解が及んでいるようである。

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