2015年5月22日金曜日

各地の甲状腺検査の判定結果は重大である

甲状腺検査のC判定結果には、二項検定を適用できる。統計ソフトウェアの『R 3.2.0』で実行する方法を示す。
低量放射線による健康障害を懸念するブロガーの中には、以前の検査の判定結果について、二項分布を用いて説明してきた方も多くいる。ここでの作業は、このため、警告を出すという点では遅きに失している。


# 平成26年度 日光市甲状腺検査結果報告書(PDF)
# http://www.city.nikko.lg.jp/kenkou/documents/koujousenn26.pdf
binom.test(x = 3, n = 1713,
           p = (1/1000000),
           alternative = "greater",
           conf.level = 0.95)

# 松戸市甲状腺超音波検査判定結果 松戸市公式ホームページ
# http://www.city.matsudo.chiba.jp/chuumoku/
#   houshasen/taisaku_taiou/kenko/koujousenn.html
binom.test(x = 1, n = 147,
           p = (1/1000000),
           alternative = "greater",
           conf.level = 0.95)

本件は、従来なら100万人に1人という罹患率の現象を取扱うため、計算方法にも留意する必要がある。binomパッケージを利用して、計算方法とそれらの実装まで含め、結果を把握する。

binom.confint.wrapper <- function(...) {
 reqLibs <- "binom"
 reqPcks <- reqLibs[!(reqLibs %in% installed.packages()[,"Package"])]
 if(length(reqPcks)) install.packages(pkgs = reqPcks)
 eval(parse(text = paste("library(\"", reqLibs, "\")", sep = "")))
 binom.confint(...)
}

binom.confint.wrapper(x = 3, n = 1713)
binom.confint.wrapper(x = 1, n = 147)
binom.confint.wrapper(x = 1, n = 10^6)

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