「公益社団法人 日本防犯設備協会 --優良防犯機器認定制度--」
(10) 日時修正ところで、読売新聞は、昨日(2015年5月15日)の朝刊で、防犯カメラがますます活用されるようになってきたことを紹介した上で、次のように述べていた。
被測定機器の日時が基準精度を確保できること。[±30秒以内、NTPサーバ等との連携可]
「防犯カメラ捜査に活躍…「決めつけ」誤認逮捕も : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)」
(...略)捜査員はカメラの内蔵時計と実際の時刻がずれていることに気付かず、給油機に記録された時間帯にカメラに映っていた男性を犯人と決めつけていた。(略...)工業製品などの規格には、製品の性能を保証するだけではなく、それら製品を利用するユーザの手続きを減らすという社会的機能もある。特定時刻に撮影されたことが保証されている映像であれば、今後逐一時刻を確認するという作業をせずに済む。映像を利用する警察のミスが減少し、ここで指摘されているような懸念も低減され、警察業務の効率化にもつながる。警察の運用する街頭防犯カメラは、例外なくRBSS制度の保証する以上の性能が確保されているものと考えるが、民間企業や個人がバラバラな品質の製品を導入した場合と、一定以上の品質の製品を導入した場合とでは、社会全体が得る結果は、かなり異なるように思われる。
防犯カメラの性能規定化が社会にもたらす帰結は、シミュレーションしてみないと分からないだろう。単なる思いつきだが、この分析は、農産品の関税についての経済的分析を消費者や生産者の(健康)寿命までスコープに含めて分析することに似ているように思われる。
#事実だけを述べれば、私は、日本防犯設備協会の方と一緒に活動したことはありますが、同協会の主宰する活動には、一切関与していません。記事の執筆時には、その見込みもありません。そのような運びになったときには、当ブログで告知します。上記の文章は、形式上、RBSS制度を推奨するように見えますので、 この点を明確にしておきたいと思います。この点の表明は、私なりの節度です。
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