#先日の記事(2017年05月07日)よりもハイブローで不健全な予想である。このため、本記事は、別立てとした。読者諸賢には、あくまで、小さな可能性であるとして、穏当に検討されることを願う。
『スプートニク日本』に掲載されていたカナダ・アルバータの森林火災[1]の写真[2]は、2017年5月12日現在、リンク用のサムネイルに至るまで削除ないし差替されている[3]が、この写真がわざわざ選択された理由として、もう一段深いものを見込むことも可能である。つまり、チェルノブイリにおける被害の様相をそれとなく日本国民に伝えるべく、この写真がわざわざ選定されたという理由である。(『国際秘密力研究』の菊池氏には批判されそうであるが、)性悪説に立てば、人間は、学習する機会がなければ学習しようとはしない。『スプートニク日本』の企画者は、日本のネトウヨのような分からず屋にも福島第一原発事故の影響を理解させるためには、荒療治が必要だと考えた可能性がある。
今回、ネトウヨの類いは、Googleの画像検索を利用して『スプートニク日本』を批判したものと思われるが、このとき、Google検索結果には、『PinInterest』の災害写真集[4]がリンクの上位に掲載される(閲覧注意)。日本人は、チェルノブイリ原発事故を他山の石として学習する必要があるが、ネトウヨのような学習しようとしない人物らにもわが国の将来像を啓蒙する必要がある。世界の重大事故の中には、当然にチェルノブイリ原発事故が含まれるから、事故に係る写真集に誘導しさえすれば、ネトウヨの目にもチェルノブイリの惨状が映る機会が生じる。このように『スプートニク日本』の担当者が考えたとしても、完全な無理筋とまでは言えないのである。ただし、一般人から見て、この考え方が許容されない程度の疑り深さに到達してしまっていることも、私自身が自覚している。
広島の原爆直後の産婆さんの話などは、3.11後に(再度)広く知られるに至っているから、福島第一原発事故に係る「情報戦争」において、チェルノブイリにおける悲劇を必要以上の形で参照する必要はない、と考えることも可能であろう。しかしながら、一部のネトウヨらは、安全性を主張する余り、事故後の「影響ゼロ」を自身でも信じこんでしまっているようにも見える。また、(エア)御用学者らは、事故の影響がないと主張してしまって、引くに引けなくなり、現在に至るから、今更、自説を修正することなどできないのであろう。これらの矯正困難な犯罪者(絶対安全を主張した御用学者や雇用された書込主は、背任罪や詐欺罪を犯している)こそに教化が必要であるとき、一種の「Scared and Straight」(脅して直す)を試みようとする動きがあっても、おかしくはない。念のため、「Scared and Straight」とは、筋金入りの犯罪者が俺みたいになるなと非行少年を諭すという方法であるが、これは、『キャンベル共同計画』のメタ分析によって、逆効果がある、つまり、失敗政策であることが明確に示されている。それに、被写体がいかなる思いで写真撮影に応じたのかも定かではないから、被写体の人権から見ても問題含みのものである。ただ、日本の現在の映像報道の事情は、世界標準から見ても特殊であるし、この特殊性は戦後長い時間を掛けて形成された洗脳政策の一環である。このため、仮に、チェルノブイリの写真を通じたショック療法が企図され実行されていたとしても、この企図をガラパゴス的見地から全批判することは、なかなかに難しい。それに、ショック療法が必要なほどネトウヨがこじらせてしまっているのも事実ではある。写真を通じた情報戦が実在するとすれば、そのあり方を批判する前に、日本国民であるならば、まず最初に「メルトダウンはないだす」の全否定から始めないといけないであろう。
[1] Engulfed by fire: Tens of thousands evacuating from Alberta blaze in Canada (PHOTOS, VIDEOS) — RT News
(記名なし、2016年05月04日00:35、更新 2016年05月04日14:15)
https://www.rt.com/news/341727-fort-mcmurray-alberta-fire-evacuation/
[2] https://jp.sputniknews.com/images/211/46/2114616.jpg
[3] 経済産業省 核廃棄物の埋めたてが可能な場所を示す「マップ」基準まとめる
(2017年05月02日 17:25)
https://jp.sputniknews.com/japan/201705023594876/
[4] 196 curated Catastrophies/Disasters ideas by onenfay12 | Oklahoma city, September 11 and Natural disasters
(2017年05月12日確認、閲覧注意)
https://www.pinterest.com/onenfay12/catastrophiesdisasters/
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。お返事にはお時間いただくかもしれません。気長にお待ちいただけると幸いです。