2016年11月6日日曜日

(メモ・感想)ナショジオも白旗を掲げたのか

近日、『ナショナル ジオグラフィック チャンネル』で『ライバルが暴く 真実と秘密』(原題:The faces、2016/11/08 11:30、2016/11/09 20:00、2016/11/09 21:00、2016/11/13 15:00)が放送されるそうであるが、そのキャッチフレーズは、「世界を動かす人々の知られざる素顔に迫」る「ウラバナシ」である。CMが、番組内でヘビーローテーションに乗せられている。著作権の関係上、安全を期してスクショやクリップ録画ができないが、ドナルド・トランプ、ウラジーミル・プーチン、サッダーム・フセイン、アーノルド・シュワルツネッガーの四氏がまるで世界を牛耳ってきたかのように見える番宣である。ごくごく最近までの風潮であれば、明らかに、トランプ氏やプーチン氏をディスるために用意した番組としか思えないのであるが、宣伝自体は、「世界を動かす」人物としてトランプ氏を描くものである。

マスコミの一斉的で執拗なネガティブ・キャンペーンにもかかわらず、少なくとも社会防衛上の正義は、今夏の時点から、トランプ氏の側にあった。ポール・クレイグ・ロバーツ氏の表現を借りれば、「売女」マスコミは、散々ヒラリー・クリントン氏を推してきた以上、どこかで白旗を揚げなければならなかったものと考えられる。そうでなければ、今後、「教養」番組専門の放送局としては、見識を疑われかねないからである。それが今回のCMの作り方につながったのであろうか、と邪推する。日本国内であれば、プーチン氏やフセイン氏をディスるだけでなく、トランプ氏をディスっても構わなかったはずであるが、CMの作りはそうはなっていない。シュワルツネッガー氏は、CMには出てこずに、ウェブサイトでは紹介されている。

ライバルが暴く 真実と秘密|番組紹介|ナショナル ジオグラフィックチャンネル
http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2076

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