2018年2月5日16時43分頃、陸上自衛隊目達原駐屯地所属の第3対戦車ヘリコプター隊所属[1]の米国製攻撃ヘリAH-64※1が佐賀県神埼市千代田町嘉納[2]で民家に墜落、隊員2名が死亡[3]、3件の住宅に火災を発生させ、住民の児童1名が負傷した[1]事故について、まずは、お見舞い、お悔やみ申し上げる。この事故の真相がいかなるものであれ、本ブログの読者の皆様方で、かつ、市井の方々は、事故の概要と最近の出来事を関連付けて真相を考察することの必要性を痛感されていることであろう(2018年01月29日記事参照)。日本語SNSでは、例によって「左右」の対立が生じているようであるが、本件事故については、理論上、複数の「真相」を考えることが可能であり、そこに言及しない口論は、不毛である。報道を真に受ければ、弔意を示すだけに留め、松本文明氏のように※2、沈黙を保つことが大切ということになろう。私個人としては、真相が義経伝説と同形のものであって欲しいと思うばかりである※3が、年度内に13名の自衛隊員が殉職されているという事故の解説記事[4]や今回の事故現場(が農業地帯内の集落であり、ドライブレコーダに映像が記録されるほどであったこと)を考慮すれば、この線は、なかなか考えにくい。
※1 製造は、ボーイング[5]。メインローターの部品供給は、Ducommun AeroStructures, Inc.[5]。
※2 先月25日以後、松本文明氏の公式SNSは、更新されていないようである(が、フェイスブックについては、未確認である)。2018年2月8日17時時点、ツイッターについては、事務所スタッフによる2018年1月25日23時23分付(日本時間)のツイートが最新であり[6]、ブログは、1月24日付が最新である[7]。本人のツイッターアカウントは、ほぼ稼働していない。
※3 今回の事故が、仮に、落合莞爾氏の主張に類似したパターン(=相似象)であったとしたら、それは、自衛隊の狡猾さの証であろう※4。落合氏は、西郷隆盛と島津斉彬が周囲の了解と協力を得て西欧に渡り、ウバイド氷河期文明由来の黄金を原資とするわが国由来の金融ファンドの運用という任務をこなしていたと主張する(。『西郷どん』の製作発表に絡む話題であろう)[8]。この主張の真偽を検討することは、調査費用抜きには無理である。しかし、この主張は、調査のリソースを割くに足るだけの面白さと希望を有するものである。
※4国民の一人としては、このような真相であって欲しいと思うところである。しかしながら、たとえ、報道の内容から論理的には多彩なパターンが考えられるとしても、現実は、当然ながら、そのパターンの中の一通りとして、確定された形で存在している。ここでの私の主張を「シュレーディンガーの猫」に譬えるのは、行き過ぎである。というのも、単に、われわれ一般人の観察可能性が大きく制限されているだけであるからである。知ることができる立場にある人は、すでに真相を把握していることであろう。十分な情報がない時に一般人が思索を重ねても、下手の考え何とやらである。私の意見は、反実仮想的に私の希望を述べたに過ぎないものと考えられたい。
[1] 防衛省・自衛隊:防衛大臣記者会見 平成30年2月6日(08時37分~08時44分)
(2018年02月06日11時48分)
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2018/02/06.html
[2] 陸自ヘリ民家墜落、炎上=隊員1人死亡、住民少女軽傷-定期整備後点検飛行中・佐賀:時事ドットコム
(記名なし、2018年02月06日00:39)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020500844&g=soc
[3] 佐賀・神埼の陸自ヘリ墜落:回転翼、飛行中落下か 機長の遺体発見 - 毎日新聞
(前谷宏・秋山信一、2018年2月7日、毎日新聞東京朝刊)
https://mainichi.jp/articles/20180207/ddm/001/040/193000c
[4] 自衛隊「ヘリ炎上事故」を経験した記者が分析する「本当の墜落原因」(半田 滋) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
(半田滋、2018年02月08日)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54410
[5] Boeing AH-64 Apache - program supplier guide
(2018年02月08日確認)
http://www.airframer.com/aircraft_detail.html?model=AH-64%20Apache
[6] 「松本文明 (事務所スタッフ)」@Matsumoto_7ku、2018年1月25日23:23
本会議終了後、拉致被害者ご家族と面会し、家族会及び救う会の本年の活動方針を伺いました。昨年末には故増元信子様の告別式に参列したところであり、ご家族の『これ以上待てない』という思いを改めて共有しました。政府一丸となって北朝鮮に圧力をかけて、政策を変えさせていきます。
— 松本文明 (事務所スタッフ) (@Matsumoto_7ku) 2018年1月25日
[7] 男女共同参画会議有識者議員との懇談会に出席しました。 | 衆議院議員 自民党 松本文明 オフィシャルサイト
(記名なし、2018年01月24日)
http://www.f-matsumoto.net/?p=3607
[8] 落合莞爾, (2016.8). 『ワンワールドと明治日本:西郷は偽装死で渡欧、陸奥は國體参謀総長』(落合秘史 7), 東京:成甲書房.
(リンクはNDL-OPAC)
http://id.ndl.go.jp/bib/027493666
2018(平成30)年02月08日22時37分追記
文言を少々変更した。
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