2017年8月29日火曜日

北朝鮮から襟裳岬の東方1000km辺りの先は南米である

すっかり朝寝坊した私は、北朝鮮がミサイルを発射したというマスコミの騒ぎようを全く知らなかったので、心理的な補償のために、またまた適当に地図を作成してみた(。前回は、2017年8月19日)。軌道自体は、適当に作成したが、どのように作業しても、ハワイとミッドウェーとアラスカから200海里以上離れているという結論は変わらないであろう。作業時、アリューシャン列島からも、200海里以上離れていることが明らかに認められたため、アリューシャン列島に係る200海里領域は作成していない。なお、今回も、平壌・金日成広場からの正距方位図法を利用している。

北朝鮮がわが国の領土・領海の上空を超えるようにミサイルを発射したこと自体は、北朝鮮以外の諸国によって、問題視されるだけの余地がある。しかし、その軌道は、アメリカによって非難される謂われはない、と主張するかのような軌道である。


図 北朝鮮から襟裳岬東方1000km地点を望む
図 北朝鮮から襟裳岬東方1000km地点を望む

なお、ロイター日本語版[1]が、三木証券投資情報部投資情報課長の北澤淳氏の談話として、懸念を報じたようには、トランプ大統領[2]は、本件のミサイル発射について、現時点までの間、ツイートしていない。


[1] 北朝鮮がミサイル発射、日本上空通過:識者はこうみる | ロイター
(記名なし、2017年08月29日12:39JST)
http://jp.reuters.com/article/northkorea-japan-finance-idJPKCN1B907D

[2] Donald J. Trump (@realDonaldTrump) | Twitter
https://twitter.com/realDonaldTrump




2017年8月29日22時30分追記

首相官邸のウェブサイト[3]に掲載された政府発表[4]には、襟裳岬東方1180kmという表記が見られるが、「ひろゆき」氏の運営する方の『2ちゃんねる』の板[5]では、誤った地点を参照点とした地図が複数掲載され、誤解が広がりつつあるように認められる。1番の書込みも、91番の書込みも、参照点が誤っている。1番は明らかに誤りであるが、91番も一知半解であり、「襟裳岬の東方」を確認しておらず、ハワイそのものに向けて発射したものと誤解している。本件は、地球儀さえあれば、小学生の夏休みの宿題レベル(自由研究)の問題であり、答えは、「ミッドウェー・ハワイ・アリューシャン列島の間を抜けるように軌道を設定した」である。日本語環境では、ゴミ情報がゴミ情報を生んでいる。なお、91番が下敷きにした地図は、おそらくソウル中心の正距方位図法であるが、これは、私の作業と同じく、さほど問題とならないであろう。

[3] 北朝鮮によるミサイル発射事案について | 首相官邸ホームページ
(2017年08月29日、同日22時15分確認)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/northkorea201708/

[4] 北朝鮮による弾道ミサイル発射事案に係る政府の初動対応について
(官邸対策室、2017年08月29日09時30分、同日22時15分確認)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/northkorea201708/taisakusitujoho2908290930.pdf

[5] 【悲報】ミサイルが落ちた場所、日本とまったく関係がなかったと判明
(2017年08月29日07:36:50~、同日22時15分確認)
http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1503959810/




2017年8月30日追記

順安(スンアン)から発射されたこと、29日から30日にかけての夜に安倍晋三氏が首相官邸に詰めていたこと、の両点を知ったので、メモしておく。

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